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〈インタビュー〉 「ドクター和子温熱治療器」を考案・製作、特許取得 龍村ヒリヤー和子さんが語る代替医療

2019/05/09

龍村ヒリヤー和子さんが考案した「ドクター和子温熱治療器」。最初は免疫治療を背骨にあてながら自己治癒力を上げていく。そして熱い所を見つけて治療していく

薬に頼らず、医者に頼らず、迷わずに自分で免疫力を上げれば病気は必ず治るのです

電磁波の一つである「テラヘルツ波」。近年やっと実用化が主に日本でし始めて進みつつある電磁波を、遠赤外線と組み合わせた健康器具を製作し、世界で初めての特許を取った日本人がいる。

温熱治療の大家であり、本紙では連載『日本人がまだ知らない世界で活躍する日本人/おばあちゃま 世界を翔ぶ』の著者である龍村ヒリヤー和子さんだ。龍村さんは、東洋医学医師、Gaia Holistic Inc代表、人道活動家でもあり、国際興行主として活躍するなど、驚くほど豊富な経歴を持つ。このたび、製作・世界各地で特許を取ったのは自らの温熱治療で使用する器具「ドクター和子温熱治療器」。世界初の特許取得に至った経緯や、国際興業主から転身した経緯などを伺った。 (写真は全て龍村さん提供)

◇ ◇ ◇

 この度の特許取得、おめでとうございます。今回、どのあたりが世界初なのでしょう。
 世界中で注目されている「テラヘルツ波」と日本ではおなじみの遠赤外線とを組み合わせた点が世界で初めてなのです。私は以前から自分の温熱治療に使う「温熱治療器」を開発して使っていたのですが、この光線と熱の伝導に大きな違いが出るこの新しい温熱治療器ができたことで温熱治療をより効果的に実施できるので、本当にうれしく思っています。

 これは私が買って自宅で使うこともできるような機械ですか。
 もちろん個人でも購入はできますが、正しい使い方でないときちんとした治療にならないので、「オルタナティブ・メディソン」の専門家用医療器具だと考えていただく方が良いでしょうね。NASA(米航空宇宙局)の発見した遠赤外線はこれのほんの一部である8〜10ミクロン(これも私の独自)にテラヘルツを加えて加工して作った表面の新しい温熱器の作成に成功したのです。温熱治療ではこの器具を使って、私のレッスンを受けて熱を患者さんの体にゆっくりと当てていきます。具合の悪い細胞は他の細胞よりも冷たいので、その箇所に来ると患者さんが「熱い!」って叫ぶのですよ。だから手術で体を開かなくても、レントゲンで調べなくてもどこが不健康かが皮膚の上から分かるわけです。そこを重点的に温めていき、治療していくのが温熱治療法です。

 オルタナティブ・メディソンとはなんでしょう。
 日本語に訳すと代替医療と呼ばれる言葉です。西洋医学に変わるという医療をさす言葉ですね。西洋医学の中にある症状を薬でやっつけたり、悪いところを切り取ってしまおうという考え方に反発する動きが近年やっと出てきていて、世界のあちこちで代替医療の研究が進んでいるのです。私は15年ほど前からずっと、西洋医学では治せないものがある、自らの自然治癒力を生かすべき、それには熱を使った治療が良い、と言い続けてきたのですけれども、最近やっと耳を傾けてくれる方が増えてきてほっとしています。2000年前の、医学の神様といわれているヒポクラテスの言葉が(BC500年)見つかってびっくりしました。(※注1)

 自然治癒力を使って治療…と聴くと、効果がゆっくりだろうし、ひどい病気は治らないんじゃないかと思ってしまうのですが、具体的にはどんな病気を治したご経験があるのですか?
 私が治したというのではなく、熱の力で高まった患者さんの自己治癒力が治した、という方が正しい言い方ですけれどね。例えばキューバでは70人のお医者さんを集めて温熱医療の講義をしたことがあり、40人の末期ガンの患者さんに集まっていただき、70人がチームで温熱治療を施して、結果3週間の治療で、治療開始前に亡くなってしまったお2人を除く38人が完治したという結果になりました。

 それはもう、ほぼ全員ですよね! がんには特に良く効くということでしょうか。
 もちろんですが、最近ではパーキンソン病、アルツハイマー病の人たちもよくなっています。私が行った最初の集団治療はチベットで結核の子どもたちを診た時でこの時は、11人全員がたった10日の温熱治療で治ってしまいました。

 医療界に衝撃が走るほどの成果ですよね! そこまで成果が出ているのに、なぜまだ広まっていないのでしょう?
 まだ正式に発表していないんです。製薬会社が多額のお金をもうけているので私たちは潰されてしまうと思うからです。

 薬をずっと飲み続けると効かなくなってきて、また違う薬を飲み続けるわけですもんね。その間ずっと製薬会社にお金を払っているわけで。そして必ず薬には副作用があります。
 そういう生活が続くと、持って生まれてきた自然の自己治癒力は消えてしまいます。薬を飲まないと生きていけなくなる。この仕組みが出来上がっている西欧社会では私の話を聞いてくれる方の数は少ないですね。キューバやペルーなどが最初に温熱治療を熱心に取り入れてくれた国で、彼らがたくさんの良い症例を教えてくれたおかげでだいぶ温熱治療のことが広まったのですよ。

米国特許の証明書

 そもそも温熱治療に興味を持ったのは。
 飛行機の中で温熱療法のパイオニアのような三井と女子(みつい・とめこ)さんという方の記事を読んだことがきっかけです。国際興業主としてもう一年に2000回ほど世界各地でコンサートを実施していた頃だったから、これまでと違うことに興味を持ったのかもしれません。職業を変えるつもりはなかったのですが、直感的に「これは人のためになる!」と思って、飛行機を降りてその場でご連絡して見学に行ったのが温熱治療との出会いでした。

 「人のためになる」とよくおっしゃっていますよね。先生の座右の銘ですか。
 私は人のためになることしかしません。人のためになることで、良いことだったら、必ず成功します。お金のことは全然考えません、それがコツ。これ、お金が間に合わない!とか、そんなことを考えたら何にもできない。人のためになることだったら、やりさえすればお金は天から降ってくるのです。ほんとよ。

 最後に、先生81歳ですが、元気のこつは。
 本当にやりたいことをやって深い感謝の心をふき出た幸せだからじゃないかしら。三つのF(Focus、Follow、Fearless)です。

 じゃあ、これからも人のためにどんどん一生懸命に?
 そうですね。どんどん行きますよ。(笑)

(※注1)「薬(漢方薬の事)で治らない病気は手術をしてもよい。手術で治らない病気は熱によって治るだろう。熱でも治らなければ、不治であると見なされるべきである」ヒポクラテス(BC460〜370年)

和子さんが考える健康の秘けつ
(1)熱を入れる。頭寒足熱
(2)ストレスをためない
(3)いろんな栄養とちょびっとの運動

〈略歴〉
龍村ヒリヤー和子(たつむら・ひりやー・かずこ)
東洋医学医師、人道活動家、Gaia Holistic Inc代表。兵庫県宝塚市生まれ。2001年、9・11の米同時多発テロのすぐ後にガイア・ホリスティック基金を創設。2000年より東洋医学の医師に転身。世界各地の避難民、戦争犠牲者、ホームレスや家庭内暴力の犠牲者などの救済を行うなど人道的活動においても多大な貢献を続けており、世界各地での慈善事業に従事。遠赤外線温熱療法にテラヘルツを組み合わせた独自なホリスティック療法は世界的に評価されている。今は世界の会議から招待され、発表、教育をしている。

◎情報
特定非営利活動法人「ガイアホリスティック」(Gaia Holistic Inc)
【ウェブ】www.gaiaholistic.com(日本語ページ有)
【住所】20 West 64th St Suite 24E , NYC
【電話】212-799-9711
【Eメール】kazuko@gaiaholistic.com
★和子さんのコラムは毎週連載。過去の掲載はウェブ(kazukohillyertatsumura.com/)でもご覧になれます

(2019年5月11日号掲載)