News

ダライ・ラマ14世の誕生日をNYで祝い世界平和を願う 「The Gaia Holistic Foundation」など主催

2018/07/13

マリオット・エセックス・ハウスホテルで祝賀晩餐会
各テーブルにミニチベット大使、NYの名士らと談笑
世界各国から参加者集う

チベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世の83歳の誕生日を祝い、ダライ・ラマの思想に思いを馳せながら世界平和を願う祝賀晩餐(ばんさん)会が6日、マリオット・エセックス・ハウスホテル(160 Central Park S)で開催された。

ハスの花をかたどったサラダなど、チベット文化への敬意を表現したディナーから会が始まり、主催団体の一つ「The Gaia Holistic Foundation」の創立者である龍村和子さんがあいさつに立って「この誕生会のテーマになっている“コンパッション”という言葉は世界平和を考えるときに、とても大事な言葉。来年以降もこの会合を続けていきたい」と語った。

あいさつする「The Gaia Holistic Foundation」創立者の龍村和子さん

あいさつで「今年は各テーブルにミニチベット大使の席を設けました」と語られた通り、全てのテーブルにチベット人ゲストが一人ずつ着席し、ニューヨーカーの名士らがチベットについて質問し、談笑する様子があちこちのテーブルで見られた。招かれたチベット人らにとっても、ニューヨークの名士と初めて出会う機会となり、和やかな雰囲気の中で会が進行した。

チベット僧による開会の祈りに続き、ダライ・ラマ14世からのメッセージが「チベット・ファンド」の代表であるLobsang Nyandak氏から紹介されると、会場は大きな拍手で湧いた。

続いて六大宗教の代表者が登壇、世界平和に祈りを捧げるセレモニーが実施された。登壇したのはネーティブ・アメリカン、仏教、キリスト教、ユダヤ教(ジューイッシュ)、イスラム教、ヒンズー教の代表者で、互いに敬意を表し、抱擁しながら一人ずつ順番に祈りを捧げた。

会では世界平和に貢献した人物を表彰する「コンパッションの世界平和賞2018」の授与式も併設され、ネーティブ・アメリカンの首長チーフ・アルボール・ルッキング・ホース氏とミシュランの三つ星レストラン「ル・バーナディン(Le Bernardin)」の主席シェフで、世界平和運動家としても知られるエリック・リバートさんが表彰された。

また、女性ジャーナリストとして世界を飛び回り、CBS局の老舗番組「Inside Edition」のアンカーとしても活躍するリタ・コスビーさんは、「ヒューマニタリアン・アワード2018」の受賞者として表彰された。

授与式の模様。(左から)The Gaia Holistic Foundation創立者、龍村和子さん、テレビアンカーのリタ・コスビーさん、セレブシェフのエリック・リバートさん、ネーティブアメリカンの首長、チーフ・アルボール・ルッキング・ホースさんら

授与式に続いてはチベットとネーティブ・アメリカンの伝統音楽と舞踏が披露され、会の最後は「フラッグ・セレモニー」で締めくくられた。

このセレモニーは、世界190以上の国と地域の旗を参加者が手に持ち、それぞれの国の平和を全員で願うもので、参加者の一人は「世界各国から参加者が集い、それぞれの国や地域の平和を心から願うこの会を象徴するようだ」と話した。

祝賀晩餐会の様子

〈写真はいずれも6日、ニューヨーク(撮影:工藤)〉
(『ニューヨークビズ!』2018年7月14日号掲載)