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ダライ・ラマ14世の財団「The Tibet Fund」年次総会 チベット人民に貢献 龍村和子さんら3人が表彰

2016/11/12

チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世の財団「The Tibet Fund(チベット基金)」(tibetfund.org)の第7回年次総会が10月19日、ニューヨークで執り行われ、「ガイアホリスティック」創設者の龍村和子さんが表彰された。

同夜は、熱心な仏教信者、米俳優のリチャード・ギアさんがホストを務め、チベット人民に貢献した龍村さん、米民主党議員のナンシー・ペロシさんを含む3人の表彰を見届けるため、各界のリーダーが会場に集まった。

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チベット基金は、チベットの人々の明瞭な文化と国家のアイデンティティーを維持することを目的に設立された団体。1981年以来、ダライ・ラマ14世の後援の下、同基金は14万人以上のチベット難民にヘルスケア、教育、難民のリハビリテーションなどのサービスを提供し、宗教や文化の保全、介護やコミュニティーと経済開発プログラムのための主要な資金提供を行っている。

龍村さんは、同団体も力を注ぐ、貧困と取り残こされたチベットの人々を支援する児童養護施設、目のケアやほかの健康プログラムや教育プロジェクトに、40年以上にわたり携わるなど、チベットへの多大なる貢献が認められて、今回の受賞となった。

「このような賞をいただけるなんて感慨無量です」と恐縮する龍村さん。だが、1974年、チベットという国の存在、人種の存在もまだ知られていなかった米国人に初めて、その存在を紹介したのが何を隠そう、龍村さんだった。

ダライ・ラマとの長年わたる交流と教え、考えに強く共感し、また、人と一緒に助け合って生きていくという、とても日本人に近い考えを持つチベットの人たちに人として必要なものを感じているという。

「世界の皆さんが、ダライ・ラマさんのおっしゃっている本当の意味でのcompassion(思いやり)を分かってくださればいいと思っています」と、思いやる心を忘れずに生きることの大切さを訴え、チベットの人たちへの支援の継続をあらためて示した。

(2016年11月12日号掲載)

受賞のスピーチをする龍村和子さん=10月19日、ニューヨーク(撮影:高橋)

ダライ・ラマ14世

ホストを務めたリチャード・ギアさん(左)と、龍村和子さん=同