Reading

おばあちゃま、世界を翔ぶ
〜情熱とコンパッションの半生記〜

New York ビズ!にて連載中
Vol. 92

マンジュシュリの孤児院を再び訪ねた話(2)

オラクルのお告げでヒマラヤに建設中のストゥーパ

温熱治療器で治療

マンジュシュリの孤児院では、風邪をひいてしまったりお腹が痛くなった子ども達などがいたので、私の温熱治療器で、治療をしてきました。

「ドクター和子の温熱治療」は、熱と太陽光線の遠赤外線の波動と阿蘇火山の深い所から出る火山石からのテラヘルツの波動とを合わせて特許を受けた治療器をゆっくりと身体の背骨に当ててから、あちこちに当てて冷たくなっている不健康な細胞を探していきます。不健康な細胞は反応して患者は強い熱さを感じます。そこが病気の場所です。その場所に集中的に治療器を当てて、患部を温めることで治療をしていきます。

こんな進め方で、熱さを受けないといけないので、子ども達はアチー!!!と叫んだりしていましたが、それでも笑いながらで可愛かったです。一番小さい4歳の子にも治療しました。温熱治療器の使い方も先生たちに教えて3台もあげてきたので彼らの健康に大変役立つと思います。

チベット高原には昔からヤック(yak)というバッファローのような毛だらけの動物がいます。高原でないと生きられない動物で最近中国人たちが食べてしまってほとんどいなくなったそうです。それでオラクルの女性と私で100頭、3年前に買ってダライ・ラマ様に捧げました。おかげでそのミルクがとても健康によく、マンジュシュリの子供たちはそれを毎日飲むようになってから大変元気です。バターもとてもおいしいものです。そして私は今、チーズができないかなと考えています。

オラクルが見たお告げ

女性のオラクル

ところでマンジュシュリの横に、大きな塔の建設がなされていて、ダライ・ラマ様に仕える女性のオラクルが建てている塔です。

ダライ・ラマ様には、お告げをする専門の方が二人いらっしゃって、「オラクル」という役職名で呼ばれています。その内の一人で女性のオラクルの方が、ある日ビジョンを受けました。

「世界平和のために、仏教の神聖な塔『ストゥーパ』(仏塔)を作りなさい」とお告げの中で言われて、「こんな場所に」と場所の様子を見せられたのだそうです。でも地名はお告げになかったので、彼女はずっと、あのビジョンに出てきた景色はどこなのだろうと探していたところに、景色の中で、子ども達がいっぱいいる様子が見えていて、ラマトプテンさん(マンジュシュリの創始者で校長)に会った時、この話をしたところ、結局それはマンジュシュリの子ども達が見えていたのだとわかり、この孤児院がある場所のすぐ横に建てることになりました。

オラクルのお仕事は、踊ることでトランスに入り神様からのお告げを聴き、それをダライ・ラマ様にお伝えするのが仕事です。何かあるとすごい衣装を着て踊りまくります。踊っているうちに乗り移って、お告げが降りてきます。チベット文化の重要な伝統です。

ダラムサラにはオラクルのお寺もあります。このオラクルは美しい女性で、踊っているとスピリットが乗り移ってお告げが降りるとはすごいなあと思います。

ヒマラヤにできるストゥーパの意味

お告げでは、この塔の建て方まで全部教わったそうです。普通に見るストゥーパとはかなり違う形をした塔で、下が四角柱でピラミッドを長く細くしたような高いタワーというイメージです。そのピラミッドの三角形に高くなっている壁所が、その周りに四つ配されていて、各面に1200以上の小さな仏様が彫り込まれていて美しいです。3つの大きな仏像も、個室も瞑想室もあって。もう5年ほど建築をしていて完成したらいいのになと楽しみにしていますが、内にも外にも立派な仏像があって、とても凝っているのでまだ少し時間がかかるかもしれませんね。でもこのヒマラヤの土地にこの平和のストゥーパができるということは大変な意味があると思います。まさに世界の平和の中心地になると思っています。

儀式の模様